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カテゴリ:Works > 活動まとめ

PMUG来日公演まであと5日! 5年前の2009年の活動ですが、

1月:ブルーノート東京・名古屋でのPMG公演
  →USにてLarry Grenadier(b)とのライブ(2日)
5月:Gary Burtonのアルバム「Quartet Live」発売!
(Gary Burton, Pat Metheny, Steve Swallow(b), Antonio Sanchez(ds))

クァルテット・ライヴ!
ゲイリー・バートン&パット・メセニー
ユニバーサルクラシック
2009-05-20


6月:「Gary Burton Quartet Revisited」ライブ(10日間)
8月:Pat Metheny, Larry Grenadier(b), Jack DeJohnette(ds)ライブ(3日間) 

と、数えるほどしかライブがありません。
また、この8月のトリオ以降は、いよいよまったくライブが行われなくなってしまいます。

さて、いったい何が起きていたのでしょうか…?(笑)
…そう、どうやらこの頃に、あの「Orchestrion」のプロジェクトが始まっていたようなのです。

その後のインタビューでパットは、次のようなコメントをしています。
「(Orchestrionが)本当に実現可能か、という疑念が常につきまとっていた。楽器がひとつも準備できていない状態でやると決意したんだ。(中略)2009年1月までにすべての楽器を揃えたかったけれど、揃い始めたのは3月頃。楽器が届いた時には少しはリラックスできたよ(笑)」(ジャズライフ 2010年2月号 インタビュー) 
このコメントと上記のスケジュールから推測するに、パットは日本でのPMGツアーを終えた後すぐに、この「Orchestrion」のプロジェクトに取り掛かろうとしていたのではないか、と思います。

いずれにしても、この2009年はこの「Orchestrion」のプロジェクトに、どっぷりとハマっていたようです。そしてこの8月から約半年の沈黙の後の2009/12/9、ニューヨークの古い教会跡で、あの衝撃の「Orchestrion」のプレス発表会が行われたのでした。


【参考音源】
<Orchestrion EPK / 確かこれが最初のプロモーション・ビデオだったと思います>


 

PMUG来日まであと6日!

6年前の2008年は、Christian McBride(b), Antonio Sanchez(ds)とのトリオによる「Day Trip」と「Tokyo Day Trip」の2枚がリリースされた年でした。

デイ・トリップ
パット・メセニー
Warner Music Japan =music=
2008-02-06


Tokyo Day Trip: Live Ep
Pat Metheny
Nonesuch
2008-05-20


2004年頃の活動まとめでも触れましたが、このChristian McBride(b),とAntonio Sanchez(ds)とのトリオは、「守備範囲が広く、ストレート・アヘッド、フリー、ロックと何でも可能なトリオ(Pat談)」なのだそうです。

「Day Trip」と「Tokyo Day Trip」は、実際にレコーディングされた時期は2008年よりも少し前のようです。「Day Trip」は2005/10/19、「Tokyo Day Trip」の方は、CDには明記されていませんがブルーノート東京での録音とあることから、時期は2003/12/14〜21なのだと思われます。アルバムのリリースの順番とレコーディングの順番は時期としては逆のようです。

またこの2005/10/19のレコーディングは、もともとはCD化する予定もなく、たまたま一日ポッカリとスケジュールが空いた日に録音されたもので、それまでのライブ活動の記録という程度の感覚で自分用にレコーディングをしていただけのようです。録音時にもプレイバックをほとんどせず、淡々と何テイクかずつ記録していったとか。その音源を2008年頃にあらためて聴きなおしたところ、とても良い演奏だったのでリリースするという話が出てきて、この2008年のリリースとなったようです。



またこの年のもう一つのトピックは、年末から翌年始にかけておこなわれたPat Metheny Group来日公演でしょう!ブルーノート東京とブルーノート名古屋で演奏をしてくれました。
4人編成のPMGが間近で観られるという、とても贅沢なひと時でした。
2008/12/30, 12/31、2009/1/3〜1/8 ブルーノート東京
2009/1/9, 10 ブルーノート名古屋


そしてこの2008年はCharlie Hadenのアルバムへのゲスト参加もありました。
 
Family & Friends: Rambling Boy
Charlie Haden
Decca
2008-09-23




PMUG来日公演まで、あと7日!

7年前の2007年の活動を振り返ってみます。

2007年は「Metheny Mehldau」プロジェクトの第二弾として、アルバム「Quartet」が2007年3月に発売されました。

カルテット
ブラッド・メルドー パット・メセニー
ワーナーミュージック・ジャパン
2007-03-28



このアルバムは、2006年の「Metheny Mehldau」と同時期に制作されたものです。

2006年のPat MethenyとBrad Mehldauのプロジェクトは、作曲のペースが早くまたレコーディングも大抵1〜2テイクで完成という、たいへん早いペースで仕上がっていったそうです。結果として、Pat Metheny, Brad Mehldauによるデュオで12曲、さらにLarry Grenadier(b)とJeff Ballard(ds)を加えたカルテットで12曲も仕上がってしまったそうです(レコーディング期間はデュオ、カルテットそれぞれ3日ずつだったとのことで、これまた驚きです)。アルバム1枚だけにするのは惜しいとのことから、2枚組としてまとめ、リリースを2回に分けるということになったようです。

ちなみにこのアルバムに「Quartet」というタイトルが付いているため、こちらが全てカルテットでの演奏で、一枚目の「Metheny Mehldau」はデュオのアルバムなのかと思ってしまうのですが、実際は、「Metheny Mehldau」はデュオ8曲・カルテット2曲、「Quartet」は、デュオ4曲・カルテット7曲という構成になっています。

そしてこのカルテット編成でツアーをスタートさせました。
ツアーは2007年3月にUSから始まりました。同年9月には来日公演もありましたが、これがこのプロジェクトの最後を締めくくる一週間でした。
Pat Metheny / Brad Mehldau Quartet Japan Tour 2007
Pat Metheney(g), Brad Mehldau(p), Larry Grenadier(b), Jeff Ballard(ds)

9月22日(土) 水戸・茨城県立県民文化センター
9月23日(日) 仙台・宮城県民会館
9月24日(月・祝) 名古屋・愛知県厚生年金会館
9月26日(水) 27日(木) 東京・NHKホール
9月28日(金) 大阪・NHK大阪ホール
9月29日(土) 鎌倉・鎌倉芸術館 

上記のとおり9/29まで「Metheny Mehldau」は続きましたが、翌月の10/9からは、なんともう次のプロジェクトが始まりました! Christian McBride(b), Antonio Sanchez(ds)とのトリオによるライブ・ツアーがUSでスタートしたのです。このツアーは翌2008年7月まで続くことになります。それにしても、いったいどれだけ動いていないと気がすまない人なのでしょう!


…一方で2007年は、とても悲しい出来事がありました。
Michael Brecker(Sax)が約1年半にわたる闘病の末、2007/1/13にこの世を去りました。
亡くなる2週間前に録音したアルバムが「Pilgrimage」です。2007/5にリリースされたこのアルバムが、Michael Breckerの遺作となりました。

Pilgrimage
Michael Brecker
Heads Up
2007-05-22



【参考音源】
<Pilgrimage Session / Michael Brecker>
動画全体に満ちるこのなんとも言えない雰囲気… 関わる人全員が特別な想いでレコーディングに参加していたのではないでしょうか。

PMUG来日公演まで、あと8日!

8年前の2006年は、まず春に「Gary Burton Quartet Revisited」というプロジェクトがありました。

70年代のGary Burtonのグループに参加していたPat MethenyとSteve Swallow(b)に、Antonio Sanchez(ds)が加わったという強力なユニットです。
Pat MethenyとGary Burtonが一緒にツアーを行うというのは、Pat MethenyがGary Burtonのグループを脱退してから初めてのことだったようです。
このプロジェクトでは来日公演もありました。
<来日公演>
Gary Burton Quartet Revisited
2006/5/26(金)  名古屋ブルーノート
2006/5/27(土)〜6/3(土) ブルーノート東京
【参考音源】
<Fortunes Smiles>
動画が見つけられなかったのですが、演奏としてはこちらが当時のものではないかと思います。




2006年のもう一つの大きなトピックは、Pat MethenyとBrad Mehldauのデュオアルバム「Metheny Mehldau」のリリースでした。

Metheny Mehldau
Pat Metheny
Nonesuch
2006-09-14



この二人の共演のきっかけというのはあまり明確になっていないのですが(Pat Methenyも当時「よく憶えていない」というような発言をしていました)、インタビューによると、Brad Mehldauは12〜3歳くらいの時からPat Methenyファンであり、一方でPat MethenyもずっとBrad Mehldauのファンであったとのことから生まれたユニットのようです。

ピアノとギターの組み合わせによるデュオというのは珍しいと思うのですが、その難しさについてそれぞれこのようなコメントをしています。
「難しさのひとつは、両方の楽器ともコード楽器ということだ。要するに、それぞれが同時に複数の音を鳴らせるわけだから、注意を怠ると、濁ったような汚い音になりやすいということ。今回、このプロジェクトに着手する前に、このことについては、ふたりで話し合ったよ。(中略)とても本能的、かつ自然な形で、お互いのプレイをしっかり聴くことで、それは回避できたと思う。(Pat Metheny)」(ジャズライフ 2006年11月号インタビュー)
「Patの弾く音はダークなサウンドであることが多いことから、 ピアノの音量をいつもよりも抑え気味にすべきだと考えた(Brad Mehldau)」(ジャズライフ 2006年11月号インタビュー)

Pat Methenyのギターの音は、エレクトリックとアコースティックの音がブレンドされて出されていますが、このユニットのライブでは、特にアコースティック側の音がとても強かったように記憶しています。もしかすると上記のような濁りを回避するためのものだったのではないかと思っています(未確認…当時、ご本人にライブでのアコースティック音のことについてお聞きする機会があったのですが、「昔からやっているよ」というようことから違う話になってしまいました。もっと突っ込んで聞けば良かった…)。

【参考音源】
<Ahmid-6 / Metheny Mehldau>
このタイトルは、Pat夫人の兄の名前からつけられたそうです。


PMUG来日公演まで、あと9日となりました! いよいよ秒読みという感じですね!

9年前の2005年は、なんといってもアルバム「The Way Up」のリリースでしょうか。

THE WAY UP
Pat Metheny Group
Nonesuch
2005-01-31

 

68分間ノンストップで繰り広げられるPMGワールド! これまでにないスタイルの作品に、ファンは度肝を抜かれました。
形式的にパート1〜パート4の4パートに分かれていますが、曲としては切れ目のない一曲となっています。日本盤では約4分のボーナス・トラックならぬ「ボーナスパート(?)」が、パート3部分に挿入されています。

レコーディングのメンバーは、「Speaking of Now」ツアーの直後に行われたところからスタートしているため、同アルバムに参加していてたRichard Bona, Cuong Vu, David Samuelsがクレジットされています。また、新たにハーモニカでGregoire Maretが参加し、作品に新たな色合いを添えています。Gregoire Maretは、Casandra Wilsonバンドでの活躍がPat Methenyの目に止まり、スカウトされたようです。

アルバムのリリース後すぐに来日公演もありました。 
<2005年の来日公演>
2005/4/18(月) 名古屋 愛知厚生年金会館
2005/4/19(火) 広島 アステールプラザ
2005/4/20(水) 大阪 厚生年金会館 
2005/4/21(木)・22(金) 東京国際フォーラム・ホールA

ちょっと細かい話になりますが、この公演では確か、公演開始前に会場のBGMとして「The Way Up」の曲の最初の音である「ファ#」と「シ」の音がずっと鳴り続けていました。ライブのオープニングもその音に重ねるようにスタートしたように記憶しています。
この2音には少し暗めの色合いがあるような気がするのですが… この「音」と会場の「暗さ」と「ざわつき」とが相まって、いつも以上になんとも言えない高揚感に満たされていったような気がしました。

個人的によく考えるのが、この「ファ#」「シ」の音というのがポイントで、もしこれが半音高く「ソ」と「ド」だったら、なんとも軽くてズッこける音になったのではないかなぁ、ということです…  The Way Upの曲そのものも、原曲はEリディアンのようですが、もしFリディアンで始まるようだったら、かなり軽い音になるのではないかなぁ、などと思っています。(あくまでも個人の感想です (^^ゞ)
  

【参考音源】 
<Opening 〜Part1 / The Way Up>


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