<ライブ概要>
Pat Metheny (g), Linda May Han Oh (b), Gwilym Simcock (p)
Pat Metheny (g), Linda May Han Oh (b), Gwilym Simcock (p)
素晴らしく濃密なライブでした。
ギター、ベース、ピアノ、とドラムのいないトリオから生み出される「しなやかな疾走感」とでも言いましょうか、3名が一体となってグイグイとドライブしながら進んでいく様子には終始鳥肌が立ちまくりでした。
個人的には、まずLindaの凄さにシビれました。リズムも音程も超正確で、それでいてグルーヴィー。抜群の安定感で、ステージ上の雰囲気からしても、Pat Methenyから全幅の信頼を寄せられている印象を受けました。
Gwilymのピアノも素晴らしかった。Pat Methenyのリバーブ音くらいの音量で美しいハーモニーを添えるところから、激しく熱いソロまで。バンド全体のダイナミクスやカラーをつくっているのは実はこの方なのではないかな、などとも感じました。
ギター、ベース、ピアノ、とドラムのいないトリオから生み出される「しなやかな疾走感」とでも言いましょうか、3名が一体となってグイグイとドライブしながら進んでいく様子には終始鳥肌が立ちまくりでした。
個人的には、まずLindaの凄さにシビれました。リズムも音程も超正確で、それでいてグルーヴィー。抜群の安定感で、ステージ上の雰囲気からしても、Pat Methenyから全幅の信頼を寄せられている印象を受けました。
Gwilymのピアノも素晴らしかった。Pat Methenyのリバーブ音くらいの音量で美しいハーモニーを添えるところから、激しく熱いソロまで。バンド全体のダイナミクスやカラーをつくっているのは実はこの方なのではないかな、などとも感じました。
このプロジェクトでは決まったセットリストが無い様子で、1stと2ndはまったく違う曲が演奏されているようです。演奏する候補曲のリストはあるようですが、どの曲を演奏するかはその場で決めていると思われます。
<白いピック>
ちなみに以前よく使用していたピックは「赤」で「とても薄い(たぶん0.46mm)」タイプなのですが、今回のピックは「白」で「赤よりちょっと厚い(たぶん0.76mm)」タイプとなります。(※材質など詳細は後述します)
今回のツアーでは、この「赤いピック」と「白いピック」を使い分けているようです。
ステージの様子をとても近距離で鑑賞することができるブルーノート東京ですので、これから公演をご覧になる方は、曲ごと・ギターごとのピックの色や使い方などにもご注目いただくと面白いかもしれません。
例えば、赤いピックを使っているときは、ピッキング時に生音で「ペチペチ」という音が少し聴こえると思います。白いピックではこの音はほとんど聴こえません。
・赤と白の違い
ピックの違いが演奏にどう影響しているかは正確にはわからないのですが、使い分けとしては、メインのギターとなるDaniel Slamanギターは常に白いピックのようです。エレクトリックシタールも白だった気がします。ギターシンセのG303は、私は確認しそこねたのですが、赤だったという情報をいただいています。他にも何か情報があれば、お知らせいただけると嬉しいです。
<ピックの詳細>(マニア向け)
白いピックは、裏にD'Addarioのマークが入っているので、Planet Waves製だと思われます。
今回のツアーでは、この「赤いピック」と「白いピック」を使い分けているようです。
ステージの様子をとても近距離で鑑賞することができるブルーノート東京ですので、これから公演をご覧になる方は、曲ごと・ギターごとのピックの色や使い方などにもご注目いただくと面白いかもしれません。
例えば、赤いピックを使っているときは、ピッキング時に生音で「ペチペチ」という音が少し聴こえると思います。白いピックではこの音はほとんど聴こえません。
Daniel Slamanギターのボティの一弦近くには、一箇所、ちょっと目立つ傷ができています。フレーズの中で強い音を出す時には、アップストロークですくい上げるように力強くピッキングするのですが(Pat Methenyはオルタネートピッキングではなくて、強い音を出すときはほとんどアップストロークだと思います)、その時にピックがボディに当たっているようです。白いピックは赤より硬いので、傷がつきやすいのかもしれません。
・赤と白の違い
ピックの違いが演奏にどう影響しているかは正確にはわからないのですが、使い分けとしては、メインのギターとなるDaniel Slamanギターは常に白いピックのようです。エレクトリックシタールも白だった気がします。ギターシンセのG303は、私は確認しそこねたのですが、赤だったという情報をいただいています。他にも何か情報があれば、お知らせいただけると嬉しいです。
アコースティックギターについては、ギターの側面に赤いピックと白いピックの両方が貼り付けてあって、どちらでも弾けるようになっていました。私が観た時は白が2枚と赤が3枚貼り付けられていました。ストロークする時は基本的に赤(薄い方)を使うように見えましたが、白を使う場面もあり、「シャラっとやる時は赤」「ガツっとやる時は白」というような使い分けでしょうか。ギターシンセでは赤ということになると、アコースティック的に大きな鳴りがほしい時に白を使うのかもしれません。
ちなみにどちらのピックも、持ち方は昔からのあの独特の握り方(ティアドロップ型のピックの角度の小さいR部分を持って、大きなR部分で弾く)です。このあたりもよろしければチェックしてみてください。
・(ご参考)独特のピックの握り方
Jazz Guitar Online
https://www.jazzguitar.be/forum/guitar-technique/39219-pat-metheny-picking.html
・(ご参考)独特のピックの握り方
Jazz Guitar Online
https://www.jazzguitar.be/forum/guitar-technique/39219-pat-metheny-picking.html
<ピックの詳細>(マニア向け)
白いピックは、裏にD'Addarioのマークが入っているので、Planet Waves製だと思われます。
持った感触からすると材質はたぶんセルロイドで、厚さは0.76mm (0.030inch)のタイプではないかと思います。
ちなみに赤いピックも確かPlanet Waves製だったと思います。昔のPatのコメントによれば、材質はDuralinで厚さは0.46mm (0.018inch)だったと思います。
昔のインタビューか何かで、爪の材質に近いからDuralinが一番なんだ、というようなコメントがあったような記憶がありますが、今回セルロイドを選択した理由もちょっと気になります。
昔のインタビューか何かで、爪の材質に近いからDuralinが一番なんだ、というようなコメントがあったような記憶がありますが、今回セルロイドを選択した理由もちょっと気になります。
ピックを含め、機材などもいろいろ変わってきているようです。
何か情報などあれば、ぜひ教えてください!