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2016年09月

Lyle Maysの最近のインタビューです。50分ほどのとても聞き応えのある内容です。
最近はソフトウェア関連の仕事をされているようで、音楽産業に対してちょっと悲観的といいますか、慎重な姿勢をとられているようです。

「音楽にお金を使う時代ではなくなってきているので、自己名義のアルバムは、もう作ることは無いかな…」
というようなことをおっしゃっていて、ちょっとハッとするような内容でした。今後のPatとの活動については明言はしていなくて微妙な感じでしたが、そもそも音楽活動に対してあまり積極的では無さそうな印象です。

ただ、自己名義アルバムの件は、「資金の問題」という言い方でしたので、もしかしたらクラウドファンディングのような場があれば、ファンからの投資というのはかなりの規模になるような気がしますね!

その他、興味深いコメントとしては、

「自分はジャズやプログレではなくクラシックに影響を受けている」
「自分はコンポーザーであって、パフォーマーやエンターテナーではない」
「エモーショナルになるのはリスナーであって、演奏者はエモーショナルになるものではない」(こちらは元はBob Sheppardの言葉のようですが…)

などというものがありました。あちらこちらからLyle Maysのこだわりが感じられるインタビューでした。


このインタビューによると、Street Dreamsの一曲目「Feet First」は、Steely Danに捧げられた曲だそうです。


 

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Pat MethenyとChristian McBrideの来日公演は、繊細かつダイナミック! とても素晴らしいステージでした!
Pat Methenyは、Daniel Slamanのギターをメインに、ナイロン弦やスティールのアコースティックギターにも持ち替えながら演奏していました。

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2016/9/3(土) 東京国際フォーラム(東京ジャズ)

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2016/9/4(日)〜9/5(月)  ブルーノート東京

途中、 ギターの音が、生音でありながら漂うようなサスティンとなっていて、なんとも不思議な心地良さのあるサウンドとなっているところがありました。
これはElectro HarmonixのSuperegoを使ってギターの音をフリーズさせ、さらにその音をLeslieスピーカーを通して、オルガンのようなサウンドにしていたそうです。(坂上さん、情報ありがとうございます!) ギターのサスティンのオン・オフは、ダンパーペダルで行っていましたね。


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リラックスした雰囲気で、とても素敵なステージでした。
ぜひまたこのデュオで来日してもらいたいですね。

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今回もセットリストを大募集中です。ぜひご協力よろしくお願いいたします!
(コメント欄などでお知らせいただけますとウレシイです) 
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