patweek.com

Since August 12, 1996

2014年08月

2014/8/12となりました!

1954/8/12生まれのPat Methenyは、本日で60歳。おめでとうございます!
還暦を超えて、ますますパワフルに突き進んでいただきたいです!


「60」にちなんだ曲を探したのですが見つからなかったので、こちらでお祝い!

<The Red One>



    このエントリーをはてなブックマークに追加

カナダのラジオ局でのLinda ManzerとPat Methenyのインタビューです。(2011年に放送されたもののようです。約60分)

テーマは、"The thirty year musical relationship between Canadian luthier Linda Manzer and guitar great Pat Metheny"

 
 
    このエントリーをはてなブックマークに追加

Charlie HadenとPat Methenyの2005年のライブ動画がyoutubeにアップされていましたので、先日まとめたCharlie HadenとPat Methenyの演奏動画ページに追加しました。

<[News] RIP, Charlie Haden>
http://patweek.com/archives/9630853.html

カナダのモントリオール国際ジャズフェスティバルでのライブのようです。(フルコンサート:約40分)

 
    このエントリーをはてなブックマークに追加

前回、「KIN (<-->)」一曲目の「On Day One」のハンドクラップ等のことを書きました。
[Column] On Day Oneのハンドクラップとか 
 
「0:50のところからバスドラが刻むリズムが、実は一拍半だったので驚いた」、というようなことを書きましたが、よく考えたらこの曲のキモの一つとも言えるベースラインのあたまの4音が一拍半のフレーズなので、そのリズムを予告しているとも言えるのかもしれないなぁ、などと思い始めています。

「一拍半で鳴るバスドラ」を体に馴染ませた上で全体を聴きこんでいくと、いろいろな音が良く聴こえるようになってきた気がします。バラバラに鳴っているように感じていた音が、なんとなく整理されて聴こえてくるような…。

1:15付近のベースが入ってくるところから、バスドラとベースのリズムのズレを意識しながら注意深く聴いてみると、なんとも言えない浮遊感? が出てきたような気がします。
 
たぶん伝わらないと思いますが(^_^;)、その感じを書き出してみます。

O…バスドラム
x…休符
C,G…ベース音(Bは実際はBb、4音目のCは1音めより1オクターブ上)

拍子は11/4(下記では22/8で表記しています)

バスドラの音を感じながらベースラインの最初の4音をよ〜く聴くと…(ベースを弾いているつもりで聴く感じ)

(曲の1:15あたりから、ベースパターンを1回転ずつ切り出してみます。上段がベースで、下段がバスドラムです)
 
<1回め>
CxxGxxBxxCxxFxGxBxxGxx
OxxOxxOxxOxxOxxOxxOxxO →バスドラはベースと同時に鳴っている


<2回めの繰り返し>
CxxGxxBxxCxxFxGxBxxGxx
xxOxxOxxOxxOxxOxxOxxOx →バスドラはベースの後から「ん〜た」「ん〜た」とついてくる感じ

<3回めの繰り返し>
CxxGxxBxxCxxFxGxBxxGxx
xOxxOxxOxxOxxOxxOxxOxx →バスドラはベースの後から「んた〜」「んた〜」とついてくる感じ

<4回めの繰り返し>
CxxGxxBxxCxxFxGxBxxGxx
OxxOxxOxxOxxOxxOxxOxxO →バスドラはベースと同時に鳴っている(一回転して「1回め」と同じ状態に戻った)

<5回めの繰り返し、ここからテーマスタート>
CxxGxxBxxCxxFxGxBxxGxx
xxOxxOxxOxxOxxOxxOxxOx →なんとバスドラはあたまから鳴っていない!(「ん〜た」「ん〜た」と鳴っている)

シーケンスは3回で一回転しているのですが、イントロはごく普通に4の倍数で進んでいるので、あたまの位置はズレたままのようです。「いくら変拍子が組み合わさった形といえども、テーマが始まる時にはベースパターンとバスドラパターンがあたまで揃うんだろう」と思っていたら、ぜんぜん揃ってませんでした!(^_^;) 実際はバスドラの音はあまり意識しないので、まぁ気づきませんよね…。

それでも、このイントロでのベースとバスドラの位置関係が半拍ずつズレていくという感じ、慣れてくるとなかなか面白い感覚だなー、と思っています。いかがでしょうか…? 
    このエントリーをはてなブックマークに追加

Pat Methenyの新譜「KIN (<-->)」の一曲目「On Day One」。
曲全体がものすごくややこしい変拍子ですが、ひとまずイントロのハンドクラップが入るところの音をとってみました。ここだけでもう大変なことになっているようです。

(0:50付近でバスドラムが入るところあたりからのリズム)

まずバスドラは、3/8でワンセット。この繰り返し。
Oxx~

次の鈴のようなやつは、4/8でワンセット。
xxOx~

そしてハンドクラップは、16/8でワンセット。
xOOxOxOOxOxOxOxO~

最後にベースラインは、クラーベっぽい感じで22/8でワンセット
OxxOxxOxxOxxOxOxOxxOxx~
 
これらを繰り返しながら重ねていっているんじゃないかと思います。
あーこりゃ、もういつまでも頭が揃わないですね…(^_^;) 

---
ハンドクラップで有名なFirst Circleは、あたまが8分のウラ拍から入るところが引っ掛けになってますが、この曲は、最初に入ってくるバスドラが、まさかの1拍半! これは引っ掛けですよね… いったんブレイクしてバスドラから入ってくるわけですが、普通の曲ならバスドラが拍のあたまですので、耳は勝手にここがあたまだと思い込んでしまうような気がします。この曲の場合はそのバスドラが一拍半ということで、オモテ・ウラ・オモテ…となっているため、その後のリズムがさらに複雑に聴こえるようになっているんじゃないかと思います。

この曲のハンドクラップについてですが、この曲の場合は22/8ではなくて16/8ですので、比較的叩きやすいのではないかと思います。ただあたまがウラ拍で、後半の4つも全てウラ拍なので、ちゃんと叩くには難しいかもしれません。

あとベースラインが22/8と変な拍子なんですが、そういえばFirst Circleのイントロも22/8 (=12/8+10/8)ですね。符割りは違うのですが、この曲のベースラインも12/8(符点4分4個)+10/8(4分2個と符点4分2個)という解釈もできるかもしれません。
もしこの曲がそれほど変拍子っぽく聴こえないとすれば、First Circleのリズムが体に染み込んでしまっているせいかもしれません…?

---
上記について、勘違いなどもしているかもしれませんので、変なところがありましたら、ぜひご指摘よろしくお願いいたします。

 
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ