PMUG来日公演まであと4日! この週末が明けたらもうすぐですね!
4年前の2010年は、1月にアルバム「Orchestrion」が発売され、そのツアーがメインの活動となる年でした。
このプロジェクトの凄さは、CDを聴くだけではたぶんほとんど理解できないのだと思います。このライブで実際に動く楽器群を目の当たりにして、CDの中で起きていることの凄さを実感しました。
ライブ会場となったコンサートホールで、ステージ一面に並べられた楽器群の真ん中に一人立つパット。たくさんの楽器が自動で機械的に動いて曲を奏でたり、一本のギターによって音が重ねられながら、徐々にパットらしい音楽となっていく様子にはとても興奮させられました。それにしても、これらの楽器を運びながら世界中を回ってしまう、というこの企画のスケールの大きさにも脱帽でした。
ツアーは、2010年前半は1月末のフランスを皮切りに1〜3月がヨーロッパ、4〜5月がUS国内、6月はアジアにて行われました。来日公演は6月でした。
その後いったん、6月末から7月末までは4人編成のPat Metheny Groupのツアーが行われ、10月に入ったところで、またあらためてUS国内にて約一ヶ月間「Orchestrion」のツアーが行われました。
このツアーでのハイライトは、その場で即興で音を重ねて曲を創りあげていった場面ではないかな、と思っています(その後発売されたDVDにおける「Improvisation #2」のような曲)。
機械仕掛けで動く楽器のハード部分と、コントロール信号を記録して重ねあわせられるというソフト部分の融合が、このプロジェクトの重要な2つのパートだと思いますが、それらをたっぷりと味わえる曲でした。東京公演の二日間では、ある程度進行は決まっていたようなのですが、重ねていく音のアイディアは異なるため、両日で少し違った仕上がりになっていたように思います。
【参考音源】
<Improvisation #2>
そういえば、この東京公演を観た時にものすごく興奮して、自分で演奏内容の分析もどきをしていたことを思い出しました。曲の構成もシステムの動きも、記憶もあいまいな中で想像しながら書いたものですので、間違ったことを言っているところもあるかもしれませんが、その後発表されたOrchestrion のライブDVDに収録された上記「Improvisation #2」を聴くと、わりと合っていたかもしれません(曲の構成がまったく同じというわけではありませんが)。半音違いのセットを作るなど、似たアイディアを基に演奏していたのではないかな、と思っています。
Orchestrion公演でのラスト曲を振り返る(その1)
あと、この時の演奏で忘れられないのが「Sueño con México」です。1979年のアルバム「New Chautauqua」に収められている曲ですが、2010年になってライブで聴くことができるとは思いませんでした。
「New Chautauqua」は、ギターの多重録音でつくられたアルバムですが、アルペジオを繰り返すことや音を重ねることなど、昔と今で技術の違いはありますが、目指す音の方向性は30年前からブレていないと言えるのかもしれません。
<Sueño con México>
4年前の2010年は、1月にアルバム「Orchestrion」が発売され、そのツアーがメインの活動となる年でした。
このプロジェクトの凄さは、CDを聴くだけではたぶんほとんど理解できないのだと思います。このライブで実際に動く楽器群を目の当たりにして、CDの中で起きていることの凄さを実感しました。
ライブ会場となったコンサートホールで、ステージ一面に並べられた楽器群の真ん中に一人立つパット。たくさんの楽器が自動で機械的に動いて曲を奏でたり、一本のギターによって音が重ねられながら、徐々にパットらしい音楽となっていく様子にはとても興奮させられました。それにしても、これらの楽器を運びながら世界中を回ってしまう、というこの企画のスケールの大きさにも脱帽でした。
ツアーは、2010年前半は1月末のフランスを皮切りに1〜3月がヨーロッパ、4〜5月がUS国内、6月はアジアにて行われました。来日公演は6月でした。
<Orchestrionツアー>Orchestrionツアーは、この日本公演を終えたところで一段落。
6月9日(水) 大阪・サンケイホールブリーゼ
6月10日(木) 名古屋・中京大学文化市民会館 プルニエホール
6月11日(金)・12日(土) 東京・すみだトリフォニーホール
その後いったん、6月末から7月末までは4人編成のPat Metheny Groupのツアーが行われ、10月に入ったところで、またあらためてUS国内にて約一ヶ月間「Orchestrion」のツアーが行われました。
このツアーでのハイライトは、その場で即興で音を重ねて曲を創りあげていった場面ではないかな、と思っています(その後発売されたDVDにおける「Improvisation #2」のような曲)。
機械仕掛けで動く楽器のハード部分と、コントロール信号を記録して重ねあわせられるというソフト部分の融合が、このプロジェクトの重要な2つのパートだと思いますが、それらをたっぷりと味わえる曲でした。東京公演の二日間では、ある程度進行は決まっていたようなのですが、重ねていく音のアイディアは異なるため、両日で少し違った仕上がりになっていたように思います。
【参考音源】
<Improvisation #2>
そういえば、この東京公演を観た時にものすごく興奮して、自分で演奏内容の分析もどきをしていたことを思い出しました。曲の構成もシステムの動きも、記憶もあいまいな中で想像しながら書いたものですので、間違ったことを言っているところもあるかもしれませんが、その後発表されたOrchestrion のライブDVDに収録された上記「Improvisation #2」を聴くと、わりと合っていたかもしれません(曲の構成がまったく同じというわけではありませんが)。半音違いのセットを作るなど、似たアイディアを基に演奏していたのではないかな、と思っています。
Orchestrion公演でのラスト曲を振り返る(その1)
あと、この時の演奏で忘れられないのが「Sueño con México」です。1979年のアルバム「New Chautauqua」に収められている曲ですが、2010年になってライブで聴くことができるとは思いませんでした。
「New Chautauqua」は、ギターの多重録音でつくられたアルバムですが、アルペジオを繰り返すことや音を重ねることなど、昔と今で技術の違いはありますが、目指す音の方向性は30年前からブレていないと言えるのかもしれません。
<Sueño con México>
コメント