来日公演まであと14日〜!
14年前の2000年頃と言いますと、「99 -> 00」「Trio -> Live」というトリオアルバムがリリースされた時期でした。
1998年の夏頃から、Larry Grenadier (bass)とBill Stewart (drums)とのトリオによるライブが始まりました。
このトリオ、当初は3〜4週間程度のギグをやって終わらせる予定だったそうですが、当初の想定より良い手応えがあったようです。1999年の夏には、まずこのトリオによるスタジオアルバム「99->00」がレコーディングされ(6週間のツアーの後、急遽レコーディングすることが決まったとのこと)、その後にはヨーロッパ、日本、全米でのツアーの様子を収めた、2枚組の「Trio -> Live」というアルバムまで作られるというとても重要な活動となっていったのでした。
このトリオ、当初は3〜4週間程度のギグをやって終わらせる予定だったそうですが、当初の想定より良い手応えがあったようです。1999年の夏には、まずこのトリオによるスタジオアルバム「99->00」がレコーディングされ(6週間のツアーの後、急遽レコーディングすることが決まったとのこと)、その後にはヨーロッパ、日本、全米でのツアーの様子を収めた、2枚組の「Trio -> Live」というアルバムまで作られるというとても重要な活動となっていったのでした。
<ご参考>
来日ツアーは1999年12月でした。・1999/12/6〜1999/12/11 ブルーノート大阪・1999/12/13〜1999/12/19 ブルーノート東京
<余談1>「99->00」には超スローな「Giant Steps」が収録されていますが、Larryのインタビューによると、3人はこの曲をこのレコーディングで初めて合わせたそうです。そして、アルバムに収録されているのはテイク1、つまり最初に合わせた演奏なんだそうです。いやスゴイ!
<余談2>Pat Methenyは「Bright Size Life (1976)」という、ギター・トリオ・フォーマットによるアルバムで音楽キャリアをスタートさせたこともあり、この「ギター・トリオ」というスタイルには特別な思い入れがあるようです。このアルバム「Trio -> Live」でオープニング曲を「Bright Size Life」として、またラスト曲を新曲としたというのも、自分の音楽人生の縮図をそこに描こうとした結果だとのことです。<余談3>「99->00」というアルバムは、当初は「2BE3」というタイトルになる予定でした。(2B3という説もあり。数字とアルファベットによる記号的な意味合いと、”To Be Three”とのダブルミーニングになっているとのことだった)。ところが、すでに他のバンド(確かフランスのバンド)のバンド名やアルバムタイトルとして使われているということが後日判明して、「99->00」に変更となったようです。
そして、2000年の夏にはMichael Breckerとのスペシャルカルテットでの活動があり、その後2000年の年末ころから、PMGの次のアルバムの製作準備が始まったのでした。
【参考音源】
<Extradition / Michael Brecker, Pat Metheny Special Quartet>
Michael Brecker, Pat Metheny, Larry Goldings, Bill Stewartによるスペシャルカルテット。おそらく2000年の夏頃のライブと思われます。パットのソロ中のマイケルの温かい眼差しがたまりません。
コメント
コメント一覧 (6)
LIVEハウス、目の前でPATの演奏が聴けるなんて、夢にも思いませんでしたから!。
大阪公演、初日、最終日と早朝から並んで「かぶりつき」で観たものです。
そして、この時に使用していた薄ボディーのPM100にも驚かされました。
(カッタウェィが市販品と違ってプロトタイプ同様丸っこいタイプ)
GK-2のピックアップと、マイククリスチャンのピエゾブリッジがインストールされた「スペシャル」なギターで、この頃から弦の「生音」が強くなってきたと記憶してます。
[確かセットアップをおこなったのは、Te’sギターの日野さん(日野テルマサさんのご子息)だったと記憶していますが!?。]
毎回、いつも新しい発見をさせてくれるので、今回も大変たのしみですね!。
ORCHESTRIONで演奏されるHAVE YOU ~がたのしみですわぁ。
大阪でご覧になられたのですね。かぶりつきとはうらやましいです!
今回の公演でも何か新しいことがあるのでしょうね。とても楽しみです。
ところで、GKやピエゾブリッジの件、あまりよく把握できておりません。もしよろしければ、説明されているサイトなど、何か参考になるものなどについて教えていただけますと嬉しいです! (^_^)
JAZZ LIFE誌2000年2月号に写真が2点掲載されているのと、PLAYER誌2002年12月別冊「The Guitar」誌98ページに詳細データが掲載されています。
カッタウェイは、通常のタイプでしたね。
丸いシングルカッタウェイのものは、撮影に使われただけのようでした。
このPM100の薄ボディタイプの頃から、フラット弦からラウンド弦に変更になったと記憶していますが!?。
当時のイケベ楽器新宿店では、このPM100薄ボディタイプを製作した日野氏に依頼し、PM120を用いてまったく同じ仕様の物が極僅か販売されました。
個人的に、175からIbanesに持ち替えた時、歯ブラシから消しゴム付き鉛筆に変更になった点も見逃せないポイントですかね。(笑)
jazzLifeやPlayerを確認してみました。なるほど、ありがとうございます!
黒のPM100(薄型)はこういう感じだったのですね。
今メインで使っているPM-20?のピックアップに関してはなにかご存知でしょうか…
アコースティック音用のピックアップに関する資料をあまり見ない気がするのですよね…