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Lyle Maysの最近のインタビューです。50分ほどのとても聞き応えのある内容です。
最近はソフトウェア関連の仕事をされているようで、音楽産業に対してちょっと悲観的といいますか、慎重な姿勢をとられているようです。

「音楽にお金を使う時代ではなくなってきているので、自己名義のアルバムは、もう作ることは無いかな…」
というようなことをおっしゃっていて、ちょっとハッとするような内容でした。今後のPatとの活動については明言はしていなくて微妙な感じでしたが、そもそも音楽活動に対してあまり積極的では無さそうな印象です。

ただ、自己名義アルバムの件は、「資金の問題」という言い方でしたので、もしかしたらクラウドファンディングのような場があれば、ファンからの投資というのはかなりの規模になるような気がしますね!

その他、興味深いコメントとしては、

「自分はジャズやプログレではなくクラシックに影響を受けている」
「自分はコンポーザーであって、パフォーマーやエンターテナーではない」
「エモーショナルになるのはリスナーであって、演奏者はエモーショナルになるものではない」(こちらは元はBob Sheppardの言葉のようですが…)

などというものがありました。あちらこちらからLyle Maysのこだわりが感じられるインタビューでした。


このインタビューによると、Street Dreamsの一曲目「Feet First」は、Steely Danに捧げられた曲だそうです。


 

Pat MethenyとChristian McBrideの来日公演は、繊細かつダイナミック! とても素晴らしいステージでした!
Pat Methenyは、Daniel Slamanのギターをメインに、ナイロン弦やスティールのアコースティックギターにも持ち替えながら演奏していました。

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2016/9/3(土) 東京国際フォーラム(東京ジャズ)

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2016/9/4(日)〜9/5(月)  ブルーノート東京

途中、 ギターの音が、生音でありながら漂うようなサスティンとなっていて、なんとも不思議な心地良さのあるサウンドとなっているところがありました。
これはElectro HarmonixのSuperegoを使ってギターの音をフリーズさせ、さらにその音をLeslieスピーカーを通して、オルガンのようなサウンドにしていたそうです。(坂上さん、情報ありがとうございます!) ギターのサスティンのオン・オフは、ダンパーペダルで行っていましたね。


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リラックスした雰囲気で、とても素敵なステージでした。
ぜひまたこのデュオで来日してもらいたいですね。

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今回もセットリストを大募集中です。ぜひご協力よろしくお願いいたします!
(コメント欄などでお知らせいただけますとウレシイです) 

パット・メセニー (Pat Metheny) -- 1954年8月12日ミズーリ州リーズ・サミット生まれ。今日は62歳の誕生日ですね! おめでとうございます!
これからも、ますます新しい道を切り拓いて、素敵な音楽を届けてください!

そしてこちらのサイト「patweek」も… 実は、本日をもって20周年を迎えることとなりました!

ホームページ、BBS、ブログ、ニュースといくつかの形式で運営して参りましたが、なんとか今日まで続けることができました。サイトを通じて、オンラインで、そしてオフラインでも多くの方とお会いすることができ、とても楽しい日々を過ごしております。たくさんの楽しいお話、そして学びや気づきを本当にありがとうございます。

これからも、少しずつかもしれませんがサイトを更新していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

(今日は、Gary Burtonとの「Happy Times」(Reunion収録)と共に過ごそうと思います)
 




 

2015年1月にStuttgartで開催されたEberhard Weberの75歳を祝うコンサート。そこで演奏された、「Hommage」のリハの様子とコンサート本編が公開されました。これは凄い!!
(45分の動画… いつ消えるかわからないので、早く観ておきましょう!)

http://www.swr.de/orchester-und-ensembles/bb/eberhard-weber-jubilee/-/id=788722/did=17216816/nid=788722/1pspxxq/index.html

Richard & Mika Stolzman / Suite Sweets Concert
2016.6.16 代々木上原ムジカーザ
リチャード・ストルツマンさん(cl) 、ミカ・ストルツマンさん(marimba)と「イデミスギノ」パティシエの杉野英実シェフとのコラボコンサートが6/16(木)に開かれます。代々木上原のムジカーザで昼夜2公演となります。

お二人は、次のデュオアルバムでパット・メセニーの書下し曲を録音する予定になっているそうです! 凄い!! 楽しみですね! 今回のコンサートでもPat Methenyの「Letter from Home」が演奏される予定のようです。

<Mikarimba Dream!:Pat Methenyの書下し曲に関するお話はこちらです>

5月のPat Metheny来日公演の少し前(2016/2)に公開されていたPat Methenyのインタビュー記事です。

<EXCLUSIVE INTERVIEW 【PAT METHENY】JAPAN TOUR 2016 SPECIAL !!>

この記事については、facebook上のpatweekでのみご紹介していて、こちらでご紹介するのを忘れてしまっていたようで、失礼しました。…が、公演後の今、あらためて読むとなんとも味わい深いです。

Q5: コラボレーションと言えば、あなたと Lyle のピアノはシーンでも屈指のコンビネーションを誇っていましたね。近い将来、彼とまた共演する可能性はありますか?
【Pat】: 
(前略)
気づいたんだけど、ファンのみんなは僕の音楽と初めて出会った頃に回帰して欲しいと思っているんじゃないかな。初期の PMG の人もいれば、Trio だったり、”Secret Story” かも知れないね。どのバージョンの僕を聴きたいかで、その人の年齢を度々当てて来たくらいさ。実際、素晴らしいことだし、本当に感謝しているよ。もし僕がそうしたいと思ったら、”Bright Size Life” の頃に戻って全曲演奏することだって可能だよ(時々はしているしね)。だけど、あの頃と全く同じようにはならないよ。まあこういったことはもう受け入れているんだけどね。付け加えると、もし僕がずーっと同じような音楽をやり続けたとしたら、それはそれで何か違ったことをやれって言われるのは確かだね。
だから僕は早い時期にこう決めたんだ。「それが何であれ、ただ時間と自分の全てをかけられると強く感じることをやることが僕にとってベストなんだ。」ってね。そして常にそうして来たんだよ。
ただ、まあ、そうは言っても僕のバンドのどの時期のどのメンバーとプレイするのも楽しめると思うよ。結局全ては繋がっていて、全部誇りに思っているんだ。素晴らしいミュージシャンたちが加わって来てくれたからこそなんだからね。


その他、新しいバンドのメンバーについて、コンセプトについて、David Bowieについて… いろいろなテーマに関するとても読み応えのあるインタビューとなっています。
 

Pat Metheny & Christian McBride公演は、9/3(土)「第15回東京ジャズ」での公演に続き、9/4(日
・5(月)には、ブルーノート東京での公演が決定しました!

世界最高峰のギタリストとベーシストのデュオによるパフォーマンス。
ホールで観るのも間近に観るのも、どちらも良さそうですねぇ!

予約開始日などについては、リンク先をご確認ください!

PAT METHENY & CHRISTIAN McBRIDE
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/pat-metheny/ 



 

今回(2016年5月)の来日公演では、一曲目のPikassoギターからSo May It Secretly Beginへと続くところについて、「ベースとギターの音程に違和感があった」というコメントをいただいていましたので、少し注意深く聴いていました。

私が聴いた感じでは、「So May It〜」のイントロのベースラインは、テーマに入る直前に全音下がって、曲全体が二度下に転調していたようでした。私は相対音感しかないので音程はわからなかったのですが、「『So May It〜』はCmなので、おそらくDm→Cmと下がったのだろうな…」と思っていました。ホールではベース音が響いてクリアに聴こえないこともあると思いますので、コメントで上がっていた違和感というのはこのあたりのことではないでしょうか。(後で絶対音感のある方に確認したところ、「Dm→Cmと下がった」とのことでした)

「So May It〜」のイントロのベースが原曲の一音上からスタートしたのは、おそらくPikassoでラストに鳴らすコードとずれないようにする必要があったからではないかと思います。ということは、今回のPikassoのチューニングはDm系だったのだろうと思います。(これも絶対音感のある方に後で確認したところ、今回はDmだったそうです)

これまでの作品やライブをあらためて振り返ってみると、この「(Pikassoギター)→「So May It〜」のような曲に続く、というパターンがけっこうあることに気づきましたので、ちょっとまとめておこうと思います。

ひとまず、今回のライブのパターンを、
a.<(Pikassoギター)→「So May It Secretly Begin」(Dm → Cm 型)(2016年)>
と呼ぶことにして、続けてみます。


b.<「(Pikassoギター)→「A Story Within The Story」(Cm → Cm 型)(1997年頃)>
Pikassoギターが初めて大きくフィーチャリングされたアルバム「Imaginary Day(1997年発売)」では、「Into The Dream(Pikassoギター)」→「A Story Within The Story(ベースラインが「So May It〜」と似ている)」の流れが、今回の公演のオープニングの二曲の構成ととてもよく似ています。曲はそれぞれ独立していますが、アルバム上では続けて演奏されるようになっています。「Into〜」と「A Story〜」二曲のキーはどちらもCmです。
確か「A Story Within The Story」は「So May It〜」の続編のような位置づけで作られた曲だったと記憶しています。

Imaginary Day
Pat Metheny Group
Warner Bros / Wea
1997-10-03

 

c.<(Pikassoギター)→「So May It Secretly Begin」(Cm → Cm 型)(2008年頃)>
Pikassoギターから「So May It〜」に繋がる演奏は、2008年頃のChristian McBride(b)との演奏などでも観られますが、そこでは「So May It〜」には転調せずに入っています。この頃のPikassoギターのチューニングはCmだったようで、そのまま自然な形で続けて演奏されています。

【Christian McBride(b)との演奏】


d.<★(Pikassoギター)→「When We Were Free」(Cm → Em 型)(2008年頃)>
アルバム「Day Trip」では、Pikassoギターから続けて「When We Were Free」のベースラインへと続くパターンが収録されています。よくよく聴いてみると、この「When We〜」のベースラインも「So May It〜」とちょっと似ています。Pikassoギターのキーは「Cm」で、「When We〜」のキーはなんと「Em」。そのため、今回のライブのイントロのように、ベースラインをCmで始めて、テーマに入るところでゴリッと長三度上に転調しています。

Day Trip
Pat Metheny
Nonesuch
2008-01-29

 

【Day Tripでの演奏】(最初のPikassoギターの演奏がなぜかカットされてしまっていますが、ベースのCm→Emの流れは残っています)


e.<★(Pikassoギター)→「Come And See」(Dbm → Dbm 型)(2012年頃)>
アルバム「Unity Band」に入っている「Come And See」も、ベースラインが「So May It〜」に似ています。この曲もアルバムではわざわざPikassoギターに続けて演奏されているというのが興味深いですね。このPikassoギターの音からこういったベースラインが始まるような流れが、Patは好きなんでしょうか。
ちなみに、ここでPikassoギターのチューニングは半音上がってDbmとなっています。これは… なぜでしょうか? 「Come And See」のキーもDbm。このベースラインと同じラインを吹いているバスクラリネットとの関係なんでしょうか… あまり合うキーでもないような気もしますが… 

ユニティ・バンド
パット・メセニー(g)
ワーナーミュージック・ジャパン
2012-07-11

 

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以上、「(Pikassoギター)から「So May It Secretly Begin」のようなベースラインが続けて演奏されるパターン」をまとめてみました。

あとは1998年の「Imaginary Day」公演のオープニングで、同じようにPikassoギターから「Have You Heard」に続く展開があったと記憶しています。これはベースラインは似ていないのですが、「Have You Heard」はCmなので、これも「Cm→Cm」パターンと言えそうです。

<Imaginary Day Tourでの演奏>
 

このように、1997年から、Pikassoギターでの演奏に続く形で演奏される曲がいくつかあって、それはそれぞれ「So May It Secretly Begin」とベースラインが似ていることが多いようです。続ける際には、同じキーのまま「Cm→Cm」となることが多かったようですが、2008年頃の「d.」のように「Cm→Em」と転調して続くパターンが出てきて、2012年には「e.」のようにPikassoギターのキーも「Dbm」に変わるまでになったようです。
 
そして今回の2016年のツアーでは、Pikassoギターのキーは「Dm」とUnity Groupの頃からさらに半音あがり、続く次の曲が「Cm」に転調するというパターンも出てきたということになるようです。(「d.」と「e.」の融合パターン?)
今後ももしかすると、このバリエーションでの演奏があるのかもしれませんね。楽しみです。 

…と、ここまで来てよくよく考えてみると、今回、PikassoギターをわざわざDmにする必要はなかったような気がしますね… なぜDmにしたんでしょうかね…?

Seoul Jazz Festivalでのセットリストです!

KIN (<-->)が追加されていますね…
日本でも演ったのでしょうか…? あるいは少しずつ増やしているのでしょうか?

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2016/5/28 Sat. Seoul @Olympic Park (Seoul Jazz Festival)
 
1. Into The Dream (Pikasso Guitar Solo)
2. So May It Secretely Begin
3. Have You Heard
3. Sirabhorn
4. James
5. Midwestern Nights Dream 
6. The Red One (raggae style)
7. Last Train Home 
8. Farmer's Trust
9. Kin (<-->)
10. Minuano (6/8) - Band member introduction on intro - Melody - No Solo/Bridge - Ending Melody 
11. Are You Going With Me? (Encore)

<Thanks! Jinho Choi>


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